*ゲームを読む*

ゲームまるごと文字起こし

リベリオンズ

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【28】

・・・。 ――その頃、細谷春奈は森の中を走っていた。 脳裏には先ほど見た、自分に送られてきたリピーターズコードの文言が浮かんでいる。 <リピーターズコード> 12時間以内に、ここまでのゲームで接触時間の短かったプレイヤーを、下位から5名殺害せよ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【27】

・・・。 ――『世の中だって敵ばっかりじゃないはずなのに、どうしてすぐそうやって敵ばっかり作ろうとするんですか』―― その声を無視し、黒河正規は独り、森の中を歩いていた。 「ちっ、バカ女が・・・」 内心には苛立ちが募っていた。 結衣の真っ直ぐな問い…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【26】

―6日目― ・・・。 ――そして時刻は午前0時を回り―― ついにゲームは、6日目を迎えた。 だが、PDAに変化は訪れない。 『終了24時間前のお知らせ』が、送られてこないのだ。 「・・・どう、して・・・? ゲームは、6日で終了のはずじゃ・・・?」 細谷…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【25】

・・・。 ――その後、修平たちは、瞳と春菜を皆の下に連れて行った。 悠奈たちは混乱していたようだが、状況を話すと、戸惑いながらも受け入れてくれた。 そして修平は廃村の中にあった診療所で、傷の手当てを受けた。 春菜がそろそろと、修平の胴に包帯を巻…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【24】

・・・。 ――夜が深まり、多くのプレイヤーが寝静まった頃―― 藤田修平は、根城にしている小屋で、琴美と瞳の寝顔を見つめていた。 耳を澄ませば、確かに2人とも寝息を立てている。 狸寝入りではなさそうだ。 それを確かめた修平は、静かに起き上がった。 「…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【23】

・・・。 ――修平と瞳の関係が、別の段階に達した頃―― 荻原結衣は1人で、森の中を歩いていた。 「黒河さぁ~ん・・・充さぁ~ん・・・。 うぅ・・・2人とも、どこに行っちゃったんですかぁ~・・・?」 チェーンソーを振り回す謎のメイドに襲われた後、がむ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【22】

・・・。 修平たちは総勢6名で森に入り、その3時間後には、入手した2枚のメモリーチップを使い、粗末な食事を終えていた。 そして、それからさらに2時間――。 「・・・・・・」 今は悠奈の陣頭指揮の下、メモリーチップの確保を最優先としつつ、他プレイ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【21】

Episode C -Secret Game;Code Revise- ・・・。 ――彼は、夢を見ていた。 いつの頃なのかわからない、靄がかかるほど遠い記憶――。 誰かが自分の頭を撫でている。 隣を見れば、同じように頭を撫でられている妹の姿もある。 その手は大きく、温かかった。 妹も…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【20】

・・・。 ―6日目― ――運営から『終了24時間前のお知らせ』という通知が届いた、30分後―― 「オイオイ・・・さすがに、そりゃやり過ぎだろーが・・・」 黒河正規は今、廃村を一望できるその場所に立ち、眼下に広がるその光景を見つめていた。 轟々と唸り声…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【19】

・・・。 「司様・・・しっかりして下さい・・・! お願いです・・・! どうか、目を開けて下さい・・・!」 ・・・。 誰かの必死な声を聞きながら、三ツ林司はうっすらと目を開けた。 見ると視界一杯に、美しい顔が映っている。 「・・・ひと、み・・・?」…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【18】

・・・。 男が放った弾丸は、細谷春菜の大腿をかすっただけで終わっていた。 だが初音が放った弾丸は、修平の胸骨と肺を貫いていた。 「春菜ちゃん、私どうすればいいの!? 修ちゃんの血、全然止まらないんだよ! このままじゃ修ちゃんが・・・修ちゃんがっ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【17】

・・・。 ――三ツ林司の頬に最初の雨が当たったのは、今から30分前になる。 それからずっと木陰で雨宿りをしているのだが、今のところ天気が回復する気配はない。 すると傍らに控えている瞳が、気遣わしげに司を見つめてくる。 「・・・司様、今回は中止に…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【16】

・・・。 「なっ・・・嘘、でしょ・・・? ッッ――何でよ、もうっ!!」 【参加者の死亡により、ステージがランクアップしました。 ただいまより、ゲームはセカンドステージに突入します】 PDAに表示されていたその通知を目にした途端、藤堂悠奈の全身の…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【15】

・・・。 細谷春菜が山小屋で目を覚ましたのは、昨日夜遅くまで見張りに立っていたせいか、気温がずいぶん暖かくなってからの事だった。 そして今は修平たちと遅めの朝食を摂りながら、春菜は目の前で起きている、不可解な現象を見つめていた。 「はむっ! …

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【14】

・・・。 ――やがて日が高くなり、多くのプレイヤーがメモリーチップの捜索に専念し始めた頃―― 細谷春菜はもう何度となく、PDAの特殊機能を作動させ、プレイヤーの接触情報を確認していた。 【プレイヤー接触情報】 6時25分:『5』及び『7』及び『8…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【13】

Episode B -Secret Game ; Bloody Rave- ・・・。 あの日の事は、今でも時々思い出す。 半袖を着ていたから、たぶん夏だったと思う。 ――さぁ、おいで。 曇天を思わせる灰色の壁をした建物の前で、何度か会った事がある夫婦が、そう言って春菜の肩に手を置い…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【12】

・・・。 ―6日目― ――そして陽は昇り、ゲーム最終日の朝。 『他の全プレイヤーのPDAを操作不能にする』というクリア条件を課せられた、藤堂悠奈は―― 未だ他のプレイヤーの姿を求め、フィールドを彷徨っていた。 だが、人のいそうな場所、出そうな場所を…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【11】

・・・。 ―5日目― ゲームが始まって5日目の朝、廃村の中のとある一軒家の軒下―― 修平は、誰かが砂を踏みしめる音で目を覚ました。 「・・・・・・」 しかし、それには気付かないふりをしながら、こっそりと腕を組んだ陰で拳銃を握り締めようとして、 誰か…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【10】

・・・。 「・・・目が覚めたか」 「はい」 眠りについてから1時間半後、藤田修平が起こすまでもなく、瞳は自然と目を覚ました。 クライ条件により、同一エリアに2時間しか留まることのできない彼女だが、その緊張感を体が既に分かっているのかもしれない…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【9】

・・・。 ――掘り返した土は、丸く盛り返されていた。 静かに降り続く雨が、その土を色濃く染めては、中へと消えていく。 ぎゅっと拳を握りしめ、修平はゆっくりと立ち上がった。 「・・・・・・」 「・・・修平」 琴美を弔う一連の作業の中、修平に声をかけ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【8】

・・・。 522勝、523敗。 それが、蒔岡玲の、双子の弟――蒔岡彰(まきおか あきら)との勝負の対戦成績だった。 玲の実家は、江戸時代中期から続く、歴史ある剣術道場を営んでいる。 『蒔岡流』――それは誰もが知るような名門の流派ではない。 だが実戦性…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【7】

―PDA DATA― ■上野まり子(うえの まりこ):プレイヤーナンバー『A』クリア条件:『3時間以上離れずに指定したパートナーと行動する』特殊機能:『半径2m以内にいるプレイヤーの首輪を指定して爆発させる』 ■粕谷瞳(かすや ひとみ):プレイヤーナン…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【6】

・・・。 「止まって下さい」 その声が聞こえてきたのは、目指す山小屋がようやく視界に入ってきた辺りだった。 修平が立ち止まって琴美を地面に下ろしていると、そこへ先ほどの声の主が現れる。 「司・・・」 「お久し振りですね・・・といっても、1日ぶり…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【5】

・・・。 ――修平は、夢を見ていた。 母が亡くなった時の夢を・・・。 いや、そう表現するのは語弊があるかもしれない。 その時の修平は母の死を受け入れられず、現実から目を背けることで、その事象について認識することを拒絶していた。 だから、正確に言え…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【4】

・・・。 ――だが再びメモリーチップの捜索を開始してからも、まり子と大祐の溝は埋まらなかった。 何かにつけて意見を対立させ、今はとりあえず一緒に列を作ってはいるものの、しばらく前から視線すら交わしていない。 意地になって先頭をひた歩くまり子、後…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【3】

・・・。 ――その頃、悠奈が気にかけた説明会場では―― 藤田修平を始めとする6人のプレイヤーたちが、死体の部屋から廊下に飛び出し、今なお恐怖に震えていた。 「・・・・・・う、う・・・」 「・・・・・・」 琴美、初音、まり子といった女の子たちは、死…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【2】

・・・。 ――そして説明会に参加した者たちが、このゲームの致死性を理解していた頃――それぞれの理由により、説明会場に行かなかったプレイヤーもいた。 その中の1人、『真島章則』。 彼は単身、森の中を歩きながら、低い声で呟いた。 「・・・全く、ふざけ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【1】

当ブログは、私個人の趣味でゲームを"ほぼ全文"文字起こししています。 ローマ字入力・かな入力・親指シフト等、タイピング練習も兼ねています。 ※誤字・脱字が多々あるかと思われます。 【○少女 ✕処女 etc...】 最初の頃は頑張ってひとりで校正をしていまし…