車輪の国、悠久の少年少女
当ブログは、私個人の趣味でゲームを"ほぼ全文"文字起こししています。 ローマ字入力・かな入力・親指シフト等、タイピング練習も兼ねています。 ※誤字・脱字が多々あるかと思われます。 【○少女 ✕処女 etc...】 最初の頃は頑張ってひとりで校正をしていまし…
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・・・ 朝の陽光は、実に清々しかった。 思わず外に出て、背伸びをしたくなるほどだ。 「んん~~っ・・・と」 ついでに深呼吸もしてみた。 早朝の新鮮な空気を吸うと、気分も爽やかになってくる。 崖に近寄り、景色を一望する。 「いい眺めだ・・・」 「も…
・・・今朝の食事風景は、いつもと同じようで違った。 「おかずに、昨日の山菜を使うの?」「採りすぎたからね」昨夜の食事で消化しきれなかったものを、朝食に使うことにした。「作りおきのカレーを、次の日の朝にとるのと同じだね」「食べ飽きた」ぶっき…
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・・・ 今日は朝から忙しかった。 なぜならば、宝探しという名目で大掃除をしているからだ。 「くっそーっ、結局こうなんのかよ!」 書斎に積まれているゴミを外へ運んでいた。 「掃除と宝探しが一緒におわるんだから、一石二鳥だよっ」 夏咲は前向きに掃除…
・・・ いつもどおりの朝がやってきた。 「ケンちゃん、おっはよーっ!」 しかし、夏咲は違っていた。 いつもより睡眠時間を多めに取ったからか、元気バリバリだ。 「ケンちゃん、昨日はごめんね。 一人で勝手に寝ちゃって・・・」「寝顔をバッチリ見ちゃっ…
・・・ 「うーん・・・」「くーっ・・・」 夏咲は寝ていた。 おれは暗号とにらめっこしている。 「くぅーっ・・・すぴーっ・・・」 座ったままの姿勢で、こっくりこっくりと頭を上下に振っている。 「なっちゃん!」 猫だましをかけてみた。 「はぁうっ!?…
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・・・。 ・・・・・・。 「起きろーっ!」 「ぐふっ!?」 みぞおちに鈍痛が走り、息ができなくなる。 「ぐっ・・・ほっ・・・」「もう一発っ?」 声が弾んでいた。 「アホか!?」 おれは慌てて飛び起きた。 「はあっ・・・はあっ・・・」「そろそろ朝ご…
・・・ 午前中のうちに灯花と買い物へ行き、昨晩の残り物で昼食を済ませた。 そして昼過ぎ、灯花は料理の特訓に明け暮れていた。 「包丁を二つ使えば、作業効率は二倍っ。そしてこの秘伝の構え。防御力は40%アップ。 攻撃力は75%アップ」 両手に包丁…
・・・ 「ん・・・朝か」 「・・・すぅぅ~っ、すぅぅ~っ・・・」 灯花は幸せそうな寝顔をしていた。 その丸い頬を、軽くつついてみる。 「ふぅ、んん~~・・・」 ぷにゅんと跳ね返る、灯花の柔らかい頬肉。 もっとつついてみる。 「うぅぅ~~・・・」 …
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・・・。 ・・・・・・。 「どうしてこんな状況になってるんだろうな・・・」 「賢一、顔暗いじゃん! こっち来て一緒に盛り上がろーよっ!」「まなもいるよっ!」 パーティー会場で、さちとまなは無事、再会を果たした。 すぐさまおれたちはホテルに帰った…
・・・ 新しく絵を描き始めての第一日目。 おれたちは朝早くからこの場所に来て、絵を描く準備をしていた。 まだ太陽は昇りきっておらず、涼しい風が吹いている。 「気持ちいいねーっ」 草の香りがする空気を胸いっぱいに吸い込み、深呼吸した。 おれもさち…
・・・ それから数日間かけて、さちは下書きを終えた。 普通ならば、一日で描き終える。 それだけの時間をかけたのは、いつもより慎重に、丁寧に描いているからだろう。 何度も最初から描き直したという。 テーマを決めたはいいが、イメージ通りに描けない…
・・・ ・・・・・・ 朝の日差しが、憎たらしくおれの目を焦がしていた。 眩しさに負けて、ごろんっと寝返りを打つ。 そのとき、耳元に息を吹きかけられた。 「・・・っ!」 心臓までくすぐられそうな刺激を受け、おれは飛び上がった。 「おっはよーう! 今…
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・・・・・・。 ・・・。 ・・・ 州境を目指し、私たちはひたすらに歩いた。 法月は後ろを振り返ることなく、私たちの前を進んでいる。 久しぶりの外の景色。 晩夏の夜は少し肌寒い。 けれど、耳元から熱く荒々しい吐息が吹きかけられる。 「はあっ、うっ、…
・・・ 少女の手を引いて、ひとまず家まで帰ってきた。 これからどうすべきか? 本来なら、雑賀さんは、すでに州境を越えて首都に送られている。 私も、特別高等人として、明日からは法月に従わなければならない。 「なんだか、もうずっと帰っていないような…
・・・ 空気の澄み切った早朝。 三郎が健のおしめを取りかえながら言った。 「おい、今日は学園が休みだぞ」「知っている。夏休みという休暇だ」「年中遊んでいるおれには関係ないがな」 未だ眠りに落ちている雑賀さんをみやった。 「ちょっと二人で遊んでき…
・・・ 教室に入ると、いつものようにクラスメイトたちが雑賀さんを取り囲んだ。 口々に病欠の心配をしている。 「・・・くわっぷ、くわっぷ、などと、意味不明な寄声をあげてしまって・・・とても恥ずかしかったです」 はにかみながら言うと、ささやかな笑…
・・・・・・。 ・・・。 「よーし、貴様ら準備はいいか!」 樋口はいつの間にか自分のクラスを掌握したようだ。 「我々のクラスがもっともキノコを集められるかどうかは、諸君らの働き如何にかかっておる。一人はみんなのために、みんなは一人のために。粉…
・・・ 田舎町の朝は、盛夏だというのにすがすがしい。 湿り気のない風に肩を撫でられ、二、三の瞬きのあと、布団から身を起こした。 「・・・あ、おはようございます」「む・・・?」 目の前に立ち上がった雑賀さんは、両手を後ろにひいて伸びをした。 「ま…
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