*ゲームを読む*

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Secret game

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【21】

Episode Ⅳ-The only neat thing to do- 「ねえ総一。 明日はアンタの誕生日よね?」「あれ、もうそんな時期だっけ?」 夕焼けの光に包まれた遊歩道。 そこを2人は歩いていく。 2人はこの遊歩道を通学に使っていたから、朝と夕方には決まって2人でこの道を…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【20】

・・・。 「中央制御室? ここの?」「そう。 恐らく今『ゲームマスター』が潜んでいる筈の場所よ」 渚は長い髪をまとめながら返事をする。 彼女は戦いに不向きな衣服を改めていた。 それでもカメラとマイクは外す訳にはいかず、彼女の頭と胸にはリボンと飾…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【19】

・・・。 渚が目を覚ました時、目に入る風景は通路から戦闘禁止エリアへと変わっていた。 ―――私は・・・? 直前にあった事を思い出す。 指令、長沢の襲撃、麗佳の死、そして怒る総一。 ―――そうだ総一くんは? そう思って渚が首を巡らせると、求める人物は彼…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【18】

・・・。 「ねえ、2人がいるならどこだと思う~?」 渚はPDAを起動して地図を覗き込んでいる。 総一は歩く速度を若干緩めると渚に並んだ。 「怪我をしているんだから、その手当てが出来そうな場所だと思うんです。 水道があるとか、ベッドがあるとか、救…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【17】

・・・。 「総一くん~、逃げちゃって良かったのかなぁ~?」 渚は懸命に走りながら、隣を走る総一に訊ねる。 手塚からある程度距離を取るまでは静かに歩いていた総一達だったが、今は一刻も早く手塚から離れようと全力疾走だった。 「もしこれが勘違いなら…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【16】

・・・。 「眠ったみたい~」「そうですか。 ありがとう渚さん」 泣き続けるかりんを連れ歩く訳にもいかず、総一と渚は近くに身を隠せそうな場所がないか探した。 幸いな事にそう遠くない場所に休めそうな小部屋が見つかり、2人はかりんを連れてそこに身を…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【15】

・・・。 「おい、オッサン」 最初に動き出したのはここまで漆山と行動を共にしてきた手塚だった。 手塚は倒れて動かなくなった漆山に近付くと、そのたるんだ腹のあたりを揺すった。 「本当に、死んじまったのか?」 漆山は答えない。 仰向けに倒れている漆…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【14】

・・・。 綺堂渚が初めて『ゲーム』に参加したのは、まだ彼女が総一と同じ年齢の時の事だった。 当時の渚は今とは正反対で、活発で奔放、明るく元気な少女だった。 「真奈美っ! 良かった、やっと会えた!」「渚!?」「貴女もここに閉じ込められてるって聞…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【13】

Episode Ⅲ -Ask, and it shall be given you ; seek, and ye shall find- ・・・。 最初に目覚めた時、総一は何かの夢を見ていたように感じていた。 見慣れない場所で目覚めた事もその印象を強める原意となっているのだろうが、実際に総一は何かの夢を見てい…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【12】

・・・。 煙幕で一度は少女から距離をとった総一と麗佳だったが、しかし彼女からは簡単には逃げ出す事は出来なかった。 「どうして追いかけてこれるんだ!? 勘で追ってこられるような場所じゃないっていうのに!?」 「総一っ、まずいわ! この先いくつか部…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【11】

・・・。 4人が行動を開始したのは、3階が侵入禁止になってしばらく経ってからの事だった。 3階が侵入禁止になったのは朝の7時。 彼らが4階へ上がってきたのは夜明け前の事だったから、その頃はまだ休憩の最中。 彼らが休憩を終えたのは9時を回ってか…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【10】

・・・。 眠り続ける総一だったが、誰かに見守られているという感覚があった。 それが誰なのかは分からないのだが、ずっと緊張続きだった総一にとって優しげな気配が見守ってくれているというのはそえだけで幸せだった。 「………ん~」 その総一が唸りつつ寝返…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【9】

・・・。 戦闘禁止エリアの静寂を破ったのはPDAのアラームだった。 この時の時間は朝の10時前。 『ゲーム』の開始からほぼ24時間程が経過していた。 「いきなり何なの!?」 慌ててPDAを取り出した麗佳。 眠っていた総一はPDAのアラームと麗佳の声…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【8】

・・・。 「それで麗佳さん、これからどうしましょうか?」 総一はその場に散らかっていた自分の荷物をリュックに詰め込みながら麗佳に訊ねる。 すると麗佳は歩き回る総一に引かれて一緒に歩きながら、憮然とした表情で答えた。 「まず、手錠を外す方法を見…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【7】

Episode Ⅱ -The sum of all fears- ・・・。 ―――最初に目覚めた時、総一は何かの夢を見ていたように感じていた。 見慣れない場所で目覚めた事もその印象を強める原因となっているのだろうが、実際に総一は何かの夢を見ていたように思った。 そうでなければ目…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【6】

・・・。 ぜっぜっ、ぜっぜっ 走り続けた総一は完全に息が上がっていた。 一度足を止めると動く事が出来ない。 壁に寄りかかって立つのでやっとだった。 そして口を開けても出てくるのは荒い呼吸のみ。 それは咲実も渚も同じであるらしく、聞こえてくるのは…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【5】

・・・。 時間には余裕が無かったものの、結果的に彼らの移動は楽になっていた。 手塚の遺した9のPDAには建物に仕掛けられた罠を地図上に投影する機能が追加されており、咲実のPDAの首輪の検索機能と合わせて使う事で総一達の負担を大幅に減じていた…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【4】

・・・。 4階へ向かうべく封鎖されていない階段を目指して進む総一と咲実だったが、ある部屋に入ろうとしたところで突然PDAがアラームを鳴らした。 「なんだ!?」 何度となく聞いてきたアラーム。 これまでそれで良い事などひとつも無かっただけに総一…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【3】

・・・。 「咲実さん、この部屋へ入って」「はいっ」 総一は咲実を小さな部屋に押し込むと、自分は通路に残ってあたりをきょろきょろと見回し始める。 ―――誰も追って来ていない、か? 郷田を振りきれたかどうか。 手塚が追って来てはいないか。 それを確認し…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【2】

・・・。 「戻ってませんね、郷田さんと麗佳さん…」 しばらく郷田と麗佳が出て行ったドアを見つめていた咲実がぽつりと呟く。 「そろそろあたし達も移動した方が良いのかも知れないわね」 PDAを覗き込んでいた文香が顔を上げる。 「あと残り時間はどれぐ…

シークレットゲーム -KILLER QUEEN-【1】

当ブログは、私個人の趣味でゲームを"ほぼ全文"文字起こししています。 ローマ字入力・かな入力・親指シフト等、タイピング練習も兼ねています。 ※誤字・脱字が多々あるかと思われます。 【○少女 ✕処女 etc...】 最初の頃は頑張ってひとりで校正をしていまし…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【31】(終)

―10日目― 修平たちは施設を飛び出した。 道沿いに走り、島の北西を目指す。 だが中央広場はすでに、火に包まれていた。 「も、もうこんなに火が!?」 「は、初音たちを逃さないつもりで・・・!?」 「くっ・・・! でもとにかく、村から出なきゃ――」 ――…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【30】

-Secret Game : Decoded Real- ・・・。 ――彼は、夢を見ていた。 いつの頃なのかわからない、靄がかかるほど遠い記憶。 修平と春菜を、大きな手が撫でる。 春菜は心地よさそうに目を細めている。 そして修平も、その手を嫌がってはいなかった。 だが不意に、…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【29】

・・・。 ――城咲充が初音と共に、皆の下を逃げ出してから、早8時間半ほどが経過していた。 その間、2人は幾度となく銃声を聞き、怒声や悲鳴も耳にした。 その度に充は初音の手を取り、逃げ続けた。 だが先ほど大祐の死体を見た時は、心底震え上がった。 こ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【28】

・・・。 ――その頃、細谷春奈は森の中を走っていた。 脳裏には先ほど見た、自分に送られてきたリピーターズコードの文言が浮かんでいる。 <リピーターズコード> 12時間以内に、ここまでのゲームで接触時間の短かったプレイヤーを、下位から5名殺害せよ…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【27】

・・・。 ――『世の中だって敵ばっかりじゃないはずなのに、どうしてすぐそうやって敵ばっかり作ろうとするんですか』―― その声を無視し、黒河正規は独り、森の中を歩いていた。 「ちっ、バカ女が・・・」 内心には苛立ちが募っていた。 結衣の真っ直ぐな問い…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【26】

―6日目― ・・・。 ――そして時刻は午前0時を回り―― ついにゲームは、6日目を迎えた。 だが、PDAに変化は訪れない。 『終了24時間前のお知らせ』が、送られてこないのだ。 「・・・どう、して・・・? ゲームは、6日で終了のはずじゃ・・・?」 細谷…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【25】

・・・。 ――その後、修平たちは、瞳と春菜を皆の下に連れて行った。 悠奈たちは混乱していたようだが、状況を話すと、戸惑いながらも受け入れてくれた。 そして修平は廃村の中にあった診療所で、傷の手当てを受けた。 春菜がそろそろと、修平の胴に包帯を巻…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【24】

・・・。 ――夜が深まり、多くのプレイヤーが寝静まった頃―― 藤田修平は、根城にしている小屋で、琴美と瞳の寝顔を見つめていた。 耳を澄ませば、確かに2人とも寝息を立てている。 狸寝入りではなさそうだ。 それを確かめた修平は、静かに起き上がった。 「…

リベリオンズ -Secret Game 2nd stage-【23】

・・・。 ――修平と瞳の関係が、別の段階に達した頃―― 荻原結衣は1人で、森の中を歩いていた。 「黒河さぁ~ん・・・充さぁ~ん・・・。 うぅ・・・2人とも、どこに行っちゃったんですかぁ~・・・?」 チェーンソーを振り回す謎のメイドに襲われた後、が…